ヤシの木が揺れて波の音が聞こえる南国に渡った時、なんとなく時間の流れがゆっくり流れているように感じませんか?
フィジー人は日本人からしたら驚きの連続「フィジータイム」の中で生活しています。
フィジータイムっていったいなんでしょうか?
フィジーに行ったら1日30時間になる!とかそういった話ではありません。
フィジー人にとって時間はさほど重要なものではないということ。
日本だと”5分前行動”が基本と教わり、電車も1分遅れたらアナウンスが流れるほど時間に正確で、知らず知らずのうちに今何時かということをいつも気にして生活していますよね。
(意識して自分が一日何回時間を気にするか数えてみてください!)
フィジーで友達や家族と会う時に時間を決めない!
もちろん、正確な時間が決まっているときもあるでしょう。(飛行機のフライトの時間など!)
でも家族同士や友達と会う約束をするときに基本的に時間の話が出てきません。
”それじゃあ明日~”といった形。
最初私がフィジー人と約束した際に、
”それじゃあ明日の何時?と聞き返したら
"...う~ん。......お昼....!" と言われました。(お昼時ってのはわかってたんですけどね。)
日本だったらお昼の何時に会うか決めますよね、11:00?11:30?12:00?みたいな。
彼らにはその感覚がありません。
フィジー人は自分たちがフィジータイムで生活していることを自覚している!
私がフィジーに行くと”フィジータイム”という言葉を何度も聞きます。
なにかあるとと
”It's FIJI TIME!!” って言ってニカっと笑うのです。
とても興味深かったののが、
飛行機にも乗ったことのない外国に行ったこともないフィジー人の子供に会った時
”遅くなってごめんね!”
と言ったら
”It’s Fiji Time!"と言ったのです。
”フィジータイム”というのは、フィジーを外から見たときに外国人が決めたものではなく、フィジー人が生み出した文化の1つのようなものなんですよね。
もちろん逆もしかり!!
みんな時間を気にせず生活しているということは、私たちからすると時間にルーズなんですよね。
市役所で頼んだ書類が全然送られてこない。なかなか送られてこない書類の催促をすると”ああ、ちょうど今やろうとしてたころ~”なんてこと、しょっちゅう起こります。
しかし筆者は最近のフィジーをみて思います。
彼らは前よりもフィジータイム感がなくなってきた感じがします。
リゾートホテルではフィジー人のスタッフはテキパキとてもよく働いています。(もちろんみんな笑顔でいることは変わりませんが!)
ルームサービスやターンダウンを頼んだ時は時間通りにやってくれました。
もちろん時間通りにやってくれることはありがたいことではありますが、
フィジーでも近年近代化が進んでいます。
フィジーらしい”フィジータイム”は、ずっとフィジー人の魂の中にとどめておいてほしいなと思う限りです。
私たちの想い
私たちは、フィジータイムジャパンとして日本で活動しています。
自然豊かなフィジーについて、幸せで笑顔にあふれフィジータイムで暮らすフィジー人について日本人にしっていただきたい。
時間に正確なの日本の文化も素敵だけれど、
ちょっと息をつきたいとき”フィジータイム”の心を知って、いつもと違う時間の過ごし方を知っていただきたいと思っています。
私たちが”フィジータイムジャパン”と名付けたのはそんなフィジーの心を私たちも持ち続けながら活動していきたいなと思っているからです。